カラフルなブルーのバリエーション

megalopa

2010年10月22日 00:06

沖縄県水産海洋研究センター石垣支所の屋外展示池には、シャコガイの1種ヒメジャコの外套膜の鮮やかなブルーが、太陽光を浴びて美しく輝いていました。
外套膜には共生藻(褐虫藻)が住み付いていており、シャコガイは共生藻が作り出す光合成産物から主な栄養を得て生きるので、自然界では太陽光がないと生きていけません。これは、カラフルな造礁サンゴも同じことがいえます。
センターでは親貝を産卵させ、稚貝を漁師に提供し、養殖して売り出すシステムが確立され、手軽に買えるようになりました。
主に刺身としていただくのですが、他のシャコガイに比べて格段に美味で人気がありますが、シャコガイの中では一番実入りが少ないのが難点です。美しくカラフルな色合いで餌も不要なので、水槽で飼育して楽しむアクアリストにも人気があります。(ケン)