美しすぎる蛾
一般的に蛾は、地味な色彩で目立たず、しかも夜間に見られる日陰者のイメージがあって、蝶に比較すると圧倒的に劣勢です。そんなイメージを覆してしまうほど美しい蛾に遭遇しました。
オキナワルリチラシです。
見る方向によって緑から瑠璃色に変化する金属光沢の翅が、妖しいひかりを放っていました。さらに、裏側から見た腹部は、鮮やかなオレンジ色にまとわれていて、美しさを一層際立たせていました。
この蛾は昼行性で、危険を察知すると肢の付け根あたりから毒分を持つ臭い白い泡のような液体を出して身を守るようですが、このときは近づいてもじっととまったまま翅を休めいてくれて、じっくりと観察&撮ることができてラッキーでした。(ケン)
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