5月に台風!、そして一過

megalopa

2011年06月01日 00:00

例年より早く5月に来襲した台風2号は、その速度も早く、長時間の風雨がなくて畑や屋敷の周囲はひどい状況にならずにほっとしました。それでも、海に近い我が家は塩害が心配なので、洗車や飛び散った枝葉の後片付けなど骨が折れる作業で疲れてしまいます。屋敷の周りは、1年で成長した木々が太くなって枝葉を伸ばし、視界をふさいだり、風を遮断していたのですが、台風のおかげで明かるく、涼風も入りやすくなりました。毎年台風が来ることで、周囲の環境がバランス良く維持されるということを再認識させられます。
片付け作業も終わり、疲れ治しに向うのは海浜です。今回は、風向きが海から陸に向っていたので、海浜には多くの海藻や物が打ち上がっていました。砂浜も大きくえぐられ、50~30cm程砂の層が失なわれていました。打ち上げの中でも、多く目立つ生きものがフタスジナマコ
で、浜のあちこちに哀れな残骸が見られました。

浜を歩いて楽しみなのが、打ち上がった物の中から、掘り出し物を見つけることです。この日は、イカ釣りに使われる餌木(エギ)を3個と、大きな釣針の仕掛けがついた浮き玉(中国製)ゲットしました。これを仕掛けて池の大ウナギを獲ってみようかと胸三寸。

他に楽しみで拾うのが漂着種子で、気に入っているのがゴバンノアシです。インド洋から熱帯地域で生育して、八重山で自生しているのはまれな植物です。種子は、ヤシの実のようにコルク質に覆われ、名前の由来である碁盤の脚に似た形状をしていて、黒潮に乗ってはるか南太平洋から運ばれ浜に漂着します。これを拾って芽を出させて育て、いつか花を咲かせるのが夢です。先日ついに、鉢に挿しておいた種子から芽をだしました。夢の第一歩がスタートしました(ケン)。

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