嵐(台風)のあとの海岸は・・・
10月というのにまたまた台風が襲来。後片付けが一段落したら、近くの浜に下りて台風後の海岸の様子を見に行くことにしています。
今回は西よりの風が長時間吹いて、西に面している浜は砂が堆積して大きくなっていました。浜にはホンダワラなどの海藻やらペットボトル、漁具、海岸に生えている植物の木片や葉などが散乱して、ゴミ捨て場状態です。
そんな中をどういう理由か、ヒラヒラと無数の蝶が飛び交っています。目につくのが
スジグロカバマダラ、次に
リュウキュウアサギマダラでした。海岸の藪下の小枝には、この2種の他に蛾の仲間の
シロスジヒトリモドキが加わって、盛んに樹液を吸う様子があちこちで見れました。また、台風で折れて砂浜に打ち上げられたモンパノキの小枝や枯れた葉に、無数のスジグロカバマダラが群がっている様子はなかなか壮観でした。
台風後の海岸になぜこんなにチョウが飛び交うのか不思議です。強風と高波で運ばれた海の雫が塩分を多く含んでいるので、それを受けた小枝や葉の樹液が、いつもとは味わいの違うご馳走になっているのでしょうか。
先に歩を進めると、
ビーチロックの海岸の岩が、強い波に洗われて岩肌が剥ぎ取られ、サンゴ片を取り込んだ内部分が白く浮き上がっていました。岩肌も剥ぎ取る凄まじい波のパワーを感じずにはいられません。
砂に隠れていたできかけのビーチロックがあらわになって、砂がかたっまて岩石になっていく過程が一目で見れ、理解しやすくなっています。
この日は、口径が30cmを越すシャコガイやタカラガイなどの貝殻、形のかわいいサンゴ片を台風の置き土産としてゲットしました。(ケン)
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