大震災の教訓
未曾有の被害をもたらした東日本大震災。大津波で町や村が跡形もなく消えた惨状に言葉を失う。そのうえ、原発のトラブル、放射能汚染の不安と恐怖が追い討ちをかける。
歴史をさかのぼれば、ここ石垣島でも1771年(明和8年)4月24日、「明和の大津波」が島を襲い、死者・行方不明者12,000人という大惨事が起きていている。今でも、島の東海岸には津波で打ち上げらた巨石があちこちに見られ、波の高さと威力はを想像を絶するものと実感を伴なってはいなかった。それが今回、大惨事を映像を通して目の当たりにし、あらためて自然に対する人間の驕り、無力さをひしひしと感じた。
さらに、発生した原発の放射能汚染問題や風評は、膨大な情報におどらされた人々をパニックに陥れ、原発からより遠くへと避難する人々や買いだめによる品不足など、社会が大混乱している。
便利さや合理性に頼りすぎたライフスタイルの見直し
が今まさに求められている。それを気づかせるにはあまりも大きな代償だったが、拝金主義ではなく自立して生きる力を身につけることこそが真理であると切に思う(ケン)。
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