めがろぱ日々是好日

沖縄では、大地に潤いが増してくるこの時期（旧暦２･３月）をウリズン
と呼び、動植物が一斉に活動を始めて、いかにも生き生きとした季節を感じさせる言葉です。
例年、３月下旬には、池の傍らのアイリスが満開を迎え、ビオトープ空間に見事な彩を添えています。ところが、今年はこの時期まで気温が低かったせいか、やっとチラホラ咲き始め、見頃はこれからというところです。

アイリスを囲むのは、ホテイアオイとボタンウキクサです。この２種の植物の繁殖力は、この時期を迎えると池を覆いつくさんばかりに拡大して手に負えなくなるので、成長の遅い冬場から畑作業の合間にこつこつと除去作業をしていました。作業は、浮いたこの水草が風で漂って拡散しないように、浮いて生えているそのものの上にどんどん積んでいくことで、重くなって漂わず、上部は水と接触しないので枯れていくという画期的な除去法だと自画自賛しています。水草が積み重なって連なる間に小さな池空間を作って、そこにタイモを植えてみました。また、遊び心で水草で石垣島を形どってみました。できはどうでしょうか（ケン）。