浜下りの楽しみ
旧暦の3月3日は、年間で干満の差が最も大きい大潮のあたり、沖縄では
浜下りといって、海水に身体を浸して身を清めるという民間信仰があって、各地で潮干狩りを楽しむ行事となっています。その日の前後の日を含めれば、数日潮干狩りができる楽しい日が続きます。
今年は、天候にも恵まれて、あちこちとめぼしをつけていた海浜を巡ってきました。1日目は、
スーナ(
ユミガタオゴノリ)をゲット。コリコリとした食感で酢の物、刺身のつま、 サラダなどに利用します。また、砂浜を堀りまくって
イソハマグリをゲットし、貝ダシのきいた美味しい汁もいただきました。2日目は、
ティラジャー(
マガキガイ)をゲット。数ある貝の中でも、味を一番気に入っているもので茹でていただきます。貝口の間から飛び出た爪をつまんで中身を取り出して、酢醤油で食べるのがお気に入りです。
潮干狩りは、自然界の宝物探しをしているようでつい夢中になってしまいます。探しながら、レア物やグロテスクな生きもの達との遭遇も楽しいものです。
写真は、左から
ムカデミノウミウシ、
スナホリガニ、
オオイカリナマコです。
このような海の幸をいただいたり、バライティー豊かないきもの達との出会いなど、恵まれたところで暮らしていることに感謝すると共に、浜下り行事が今後も続けられるような健全な海の環境が守られるよう努めていききたいと思います(ケン)。
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