黄昏れている?ヤドカリ
台風後の浜辺に掘り出し物が流れ着いていないか、夕暮れ出かけてみました。浜は新たに砂が堆積してきれいになって、肝心の漂着物は見つかりませんでした。前方を見ると、きれいになった砂浜上に、ぽつんと拳大のチョウセンサザエの貝殻が・・・。その背後には点々と続く足跡(フィールドサイン)が・・・。
オカヤドカリです。その姿は海を見つめて黄昏れている・・・。そんな感じでじっと佇んでいました。
オカヤドカリは、沖縄ではどこにでも見られる生き物でありながら、1970年に小笠原諸島におけるオカヤドカリの個体数の減少を受けて、
天然記念物に指定されるほど、本土の人にとっては珍しい存在であるようです。お客様を浜に案内したとき、浜辺にうごめくオカヤドカリに皆さんとても関心を示し、特に小さいお子さんにはとても人気があります。
海岸に打ち上げられた魚介類の肉や海草、海藻など幅広い種類の物を食べる雑食性で、
浜の掃除屋さんに一役買っている頼もしいヤツです(ケン)。
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