サンゴが危ない!白化現象!

megalopa

2016年09月13日 23:37

今年は台風の接近がないため、八重山海域ではサンゴが白化し、死滅してしまいそうな危機的状況に陥っています。

サンゴと同じ刺胞動物であるイソギンチャクも白化しています。クマノミも隠れ家を失うかもしれません。


これは、地球温暖化などに伴う海水温の上昇が原因といわれ、サンゴと共生する植物プランクトンの「褐虫藻(かっちゅうそう)」が高水温のためサンゴから抜け出し、褐虫藻から栄養が得られなくなったサンゴが白化する現象です。5年ほど前にはオニヒトデの食害でかなりのダメージを受け、その後徐々に復活してきただけに今回の白化は残念でたまりません。でも白化イコール即死滅ではありません。死滅したサンゴには藻が生えてきますので、まだ回復の可能性はあります。台風などのかく乱で海水温が下がり、褐虫藻が共生するようになれば元気になるのです。嫌われ者の台風ですが、今度だけは近海に来てひと暴れしてほしいものです。(ケン)

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