蛙忍法 雲隠れの術?

megalopa

2015年03月25日 23:14

植木鉢に水をやろうとした時、それはいました。体長が約15cm近くもあるオオヒキガエルが土に埋まってじっとしているではありませんか!雲隠れの術にしては、チョット中途半端で不十分な感じですが・・・。


オオヒキガエルは繁殖・生存能力が高く、猛毒をもち、なんでも食べ、卵や幼生も毒を持つ。この為、在来のいき物達が捕食されたり、在来の哺乳類、鳥類、爬虫類が捕食して死亡したりして、生態系への影響が懸念されています。石垣島へは30数年以上前に、サトウキビ畑の害虫駆除の目的で導入されたようですが、強い繁殖力、生命力で、しかも外敵もなく島中に増える一方です。今この時期は、おたまじゃくしから成長し陸に上がった1cm程度のちびカエルが、ビオトープ池周辺を縦横無尽に飛びまわっていて、カエル嫌いのお客様はキャーキャーと悲鳴を上げています。
石垣島では、オオヒキガエルの他、シロアゴガエル、インドクジャク、グリーンイグアナ、最近話題になっているカピバラなど外来生物の問題が起こっており、環境省を中心に繁殖を抑えようとしていますが、成果があがっていない状況です。本来の島の生態系の維持、農作物の保持のため、早期の有効な対策が望まれます(ケン)。

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