哀れな姿のウミガメ漂流

megalopa

2015年04月09日 00:54

ある天気の良い早朝、久しぶりにサバニで海に出てみました。今日は、SUPをまねて立ったままでパドルリングしてみました。座って漕ぐカヤックと違って、目線が高いので視界が広く、海面を見下ろすので海中もくっきりと見えとても新鮮です。
そんな時、数十m前方に楕円形の見慣れな浮いた物体を発見、近づいてみると、なんと!甲長約50cmほどのアオウミガメが泳いでいる ??? しかし、逃げることもなくプカプカ浮いたまま・・・。

側まできて見ると、目の周りが腐乱して真っ白になっています。死体が浮いていたのです。真っ先に眼球から他のいき物に食われ、そこから腐敗が始まっているようで、腐敗臭がします。甲羅はすべすべできれい、腹部も何のダメージもなく、死因はわかりません。若い固体なので、放流個体ではないか、タグなど標識などが付いていないかチェックしましたがありませんでした。若い固体だけに実に残念です。漂着したビニールなどを餌として誤食したり、仕掛けられた網に絡まって呼吸ができず息絶えたりする事例が報告されています。無頓着な人間の所作がウミガメの命を奪っているとしたら、実に嘆かわしいことです。ウミガメが健全に生きてゆける環境を取り戻すことが人間の責務です(ケン)。

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