新感覚な亜熱帯作物
例年だと葉野菜の収獲が楽しみなこの季節ですが、今年は長雨が続き日照不足で自給菜園も乏しい収獲になってしまいました。そんな中
救世主な作物があったのです。4月の植付けから順調に生育(と言っても、ただほったらかしですが・・・)、台風や長雨にも負けず地中ですくすくと育っていました。その名は
ヒカマ(ヤムビーン)です。メキシコ原産、マメ科の作物です。収獲はまず根本の茎を切って葉の部分を取り除き、地中の芋(塊根)を掘り出すのです。
根本の土が盛り上がっていると地中の芋の大きさが期待できます。マメ科ですので莢ができています。多くの莢ができると実が小さくなるといわれていたので花芽の段階でできるだけ切除しました。慎重に覆っている土をどけていくと・・・、白っぽい表皮が現れてきました。
さらに掘っていくと徐々にその全貌が・・・。むっ・・・かなり大きい、しかも実が割れていない!
地中で芋が生長しすぎて実が割れてしまうことがあるのです。これは完璧の状態で3.8kgもあり販売用とします。割れていても風味に違いないので形が悪いのは自給用にしています。この日はこんなに取れ、近所の方にも味わってもらいました。
しゃきしゃきとした歯ざわり、さっぱりした味で、薄味の梨みたい、はじめての味などと言われました。果物感覚で生でもいただけますが、サラダや漬物などに利用でき、わが家では一口大に切り、マヨわさび醤油で
さしみ感覚で食べるのがお気に入りです。大根の代用と考えれるといろいろアレンジができるので、今後の食材の支えになりそうです。
ヒカマ、このニューフェイスな作物は今後の注目株です。(ケン)
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