ロマンあふれる実証実験プロジェクト!

megalopa

2016年02月25日 23:13

3万年前、日本人の祖先たちは南の海を渡ってきたことを実証するプロジェクトが始動しています。琉球列島には3万年前頃までさかのぼる遺跡があることから、祖先たちは新天地を求めてあえて航海に挑戦したのではないか、それを実証しようと国立科学博物館を中心としたプロジェクトが立ち上がっているのです。


3万年前祖先たちが、現地の天然資材を利用して舟をこしらえ、潮流のはげしい黒潮を越えて琉球列島の島々に到達したとしたら、祖先たちの偉大さは驚愕に値します。それを現代で実証しようとするこのプロジェクトにワクワク感を抑えきれず、説明会に行ってきました。


説明会では二つのことが印象に残りました。一つ目は、新天地を求め島に移住し子孫を増やしていくためには、女性の存在それも10~20名以上はいないといけないということでした。ハードな航海を考えると、3万年前の女性は男性に劣らず勇猛果敢だったということでしょうか。二つ目は航海の舟はどのようなものだったかということです。現地に自生しているヒメガマを材料にした古代舟ではないかということで、ヒメガマで製作し、海で実証テストした様子も紹介していました。ヒメガマは近くの池に自生しているので、今後は舟製作の方法も俄然興味がわいています。
航海は今年の7月に与那国~西表、来年は台湾~与那国となっていて、舟製作やクルーの参加を呼びかけていました。機会があればぜひ参加してみたいです(ケン)。




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