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2010年12月13日

犯人は誰だ!

マングローブの中にエコツアーという名の下に大勢の人たちがウォッチングに訪れるようになりました。マングローブ林の中を歩いてシオマネキやトビハゼなどの生きものをウォッチングしたり、ヒルギ類などのマングローブを観察したりしています。特に、夏のシーズンには大勢の人たちが何度もマングローブ林を歩き回るので、通り道ができてしまい、土壌が硬くなって甲殻類などの生息に悪影響が及ぼすなど弊害が懸念されます。
マングローブの奥地にあるヤエヤマヒルギの木の根元に多数の胎生種子が高密度に根付いていました。この密度で胎生種子が根付いている姿は自然ではありえないです。人間がその辺の胎生種子を集めてその場の気分で植林しまくったようです。人間のなんとも愚かで嘆かわしい行為です。これでは、自然なマングローブの生態を維持することは困難です。
犯人は誰だ!犯人は誰だ!
人間は自然を都合のいいように改変してしてきました。その結果、あちこちで自然の異変が起きて災害を目にする事が多くなってきました。人間の私利私欲を捨て自然のあるべき姿に取り戻す努力が早急に求められます(ケン)。


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Posted by megalopa at 23:58│Comments(2)マングローブ
この記事へのコメント
こんにちわぁ~♪

植えられている地域がわからないので何とも言えませんが
いま流行りのカーボンオフセットツアーで植えられたのでしょうか…

仮に植えるとしても、計画的に行わないとダメですよね~

しかし、人が入り過ぎて土が硬くなるのも困りますね。

かといって、入域のルール作りをするのも難儀ですし…

自然と人間の協調は永遠の課題ですね。
Posted by ごんこ at 2010年12月14日 08:25
ごんこさん、ツアーなどの計画的植林などではなく、遊び心で植えた愚かな行為なのです。小規模なものはマングローブのあちこちに見受けられますよ。

通常ガイドがついて案内しているのですから、そのような行為を見過ごしているならガイドの資質が問われます。

マングローブ生態系には人間は無用な存在でしかないのですから、謙虚な気持ちで接していくべきだと思います。
Posted by megalopa at 2010年12月14日 23:52
 
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