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2013年05月31日

My エーク(櫂)作り

沖縄の海人(漁師)が 漁に使ってきた伝統的な木造舟、サバニを乗りこなすには、まだまだたくさんのステップが必要です。今は、舟本体があるだけ。これからより使い勝手がいいように改造していくのも楽しみの一つです。なにより舟を動かす動力、エーク(櫂)フーカキ(帆掛け)がないことには始まりません。
まずはエーク製作からです。材料はイヌマキ(チャーギ)とマルバチシャノキ(ケイズ・石垣島呼称、ザクギ・池間島呼称)の2種で製作することにしました。チャーギは、時間が経つと変形するそうで軽いのがメリット。ケイズは重量感があって変形もしない、新城さんの生まれ島(池間島)では、これを使用しているとのことでした。
船大工の新城さんの工房で、教わりながら製作するつもりだったのですが、新城さんが材料にエークの形をさっと墨付けして、電動ノコで形を出して、電動カンナで角を削って、ここまでわずか30分でほぼ完成。後は、ディスクグラインダーで磨けばいいと渡されました。
My エーク(櫂)作りMy エーク(櫂)作り
My エーク(櫂)作り


2本目は、要領がわかったので自分で2時間ほどかけ形をだし(要所は新城さんが整えて)、後は自宅で磨いて2本が完成しました。
My エーク(櫂)作り
My エーク(櫂)作り


右がケイズ、中央がチャーギ、左が参考にしたカヌーのウッドパドルです。試しに、海水に浮かべてみるとチャーギは浮き、ケイズは沈みました。ケイズの重量感を実感しました。後日、さらに2本製作し、4本じっくりと油を浸み込ませ海水に浮かべてみると、4本とも瞬時に浮きました。油が浸透している証拠です。漕ぐ時、しっかりと水をはじいてくれることでしょう。これでMyエークで漕ぎ出すことができます。(ケン)
My エーク(櫂)作り
My エーク(櫂)作り




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Posted by megalopa at 00:09│Comments(0)サバニ
 
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