2014年03月04日
ヤシガニ講演会
先月、興味深い講演会がありました。「ヤシガニ資源の現状とこれから」~石垣市ヤシガニ保護条例の制定に向けて~と題した公演です。
第1部は、高校生物部による発表で、ヤシガニが乱獲よって個体数が年々減っているという現状と繁殖飼育が困難であり、特異な存在としてのイメージもあることから、保護条例設定の必要性を訴えていました。
第2部は、研究者による発表で、特に興味深かったのは、♀は自分と同等か大きな♂と交接するということです。このことから、♀だけではなく大きな♂の保護も必要となります。宮古、八重山諸島では、食材として長年重宝されてきたことから乱獲され、大きなサイズが次々といなくなり、絶滅してしまうのではと危惧されています。500グラムに成長するのに♂が15年、♀が30年もかかるといわれ、養殖に不向きなことから、中くらいの♂(0.5~1.3kg )利用、繁殖期の捕獲禁止、生息場所の保全などを述べていました。
第3部では、市の職員が保護条例の設定を目指した経緯と必要性、条例案の内容などを話されていました。
ヤシガニは、インド洋から西太平洋の熱帯、亜熱帯の島々に生息する世界最大の陸生甲殻類です。その姿は強烈なインパクトをもち、夏のナイトウオッチでは大人気の生き物です。今後、ヤシガニ資源を保護しながら適切な利用を続けるための早急な保護条例の設定が望まれます(ケン)。
第1部は、高校生物部による発表で、ヤシガニが乱獲よって個体数が年々減っているという現状と繁殖飼育が困難であり、特異な存在としてのイメージもあることから、保護条例設定の必要性を訴えていました。
第2部は、研究者による発表で、特に興味深かったのは、♀は自分と同等か大きな♂と交接するということです。このことから、♀だけではなく大きな♂の保護も必要となります。宮古、八重山諸島では、食材として長年重宝されてきたことから乱獲され、大きなサイズが次々といなくなり、絶滅してしまうのではと危惧されています。500グラムに成長するのに♂が15年、♀が30年もかかるといわれ、養殖に不向きなことから、中くらいの♂(0.5~1.3kg )利用、繁殖期の捕獲禁止、生息場所の保全などを述べていました。
第3部では、市の職員が保護条例の設定を目指した経緯と必要性、条例案の内容などを話されていました。
ヤシガニは、インド洋から西太平洋の熱帯、亜熱帯の島々に生息する世界最大の陸生甲殻類です。その姿は強烈なインパクトをもち、夏のナイトウオッチでは大人気の生き物です。今後、ヤシガニ資源を保護しながら適切な利用を続けるための早急な保護条例の設定が望まれます(ケン)。
Posted by megalopa at 00:19│Comments(0)
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