日本最大種のヘビ
運転中、側溝に這い回るヘビを発見。種を確かめようと近づき見てみると、
サキシマスジオ
の幼体でした。長さは1m弱ほどで胴回りも細く近づかないと他のヘビを間違いそうでした。
このヘビは、無毒ですが2m以上にもなる日本最大種です。
島では、畑の作物を食い荒らす野鼠を食べてくれるので、有難られている存在です。猛毒の
サキシマハブは見つけたら車でひき殺してしまいますが、このヘビは難を逃れやすいです。
ただ、一般の人はヘビを見ただけで区別なく退治してしまうケースもあります。
ヘビに限らず、はるか昔からこの島で自然の摂理に沿って生きてきたもの達を人間の価値観
で退治してしまうのはあまりにも身勝手すぎます。側溝という人工物に這い回る姿は、似つか
わしくなく、人間のおごりを感じずにはいられませんでした。
ヘビが生息するおかげで、むやみに山に入りにくく、山が荒らされないで、自然の生態が守ら
れるという効果があるのではないでしょうか。ヘビは山の守り神といえます。(ケン)
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