2014年02月18日
カンムリワシ調査開始
昨年から始まった「カンムリワシ生息状況等調査」が今年も始まりました。石垣島と西表島のみに生息するカンムリワシは、特別天然記念物(昭和52年)及び国内希少野生動植物種(平成5年)に指定され、絶滅危惧IA類に記載されています。
調査の主な目的は、主要生息地の個体数の増減傾向をルートセンサス調査によるモニタリングを毎年実施することで、今後の保護方策に資する情報を収集するということです。
調査法は、最も確認が多い午前7時から11時の間、晴れて風速4m未満の日に、自動車を時速20km程度で走行しながら、調査員と運転手
でカンムリワシを探します。

発見したら、発見時刻、位置(JPS)、確認状態(鳴き声・飛翔・目視)、成長段階、環境、行動等を調査票に記録と可能なかぎり写真撮影を行います。各ルート2回調査を実施して、出現個体数の多い方を採用します。
この日の調査では、8羽の成鳥が確認できました。その後2回、別のルートでも行いましたが、辺りに水田が広がっているところで発見しやすい傾向がありました。水田がエサ場として機能している可能性を感じました。


石垣島では年々人口が増加しているのに加え、新空港開港に伴う観光客の来島が加速し、カンムリワシをはじめとして野生生物の生息環境は厳しさを増すばかりです。彼等の生息場所を脅かしている人間が、ともに島の住人であることを自覚し、共存していく方策をとることの第一歩となる役割がこの調査に求められます(ケン)。
調査の主な目的は、主要生息地の個体数の増減傾向をルートセンサス調査によるモニタリングを毎年実施することで、今後の保護方策に資する情報を収集するということです。
調査法は、最も確認が多い午前7時から11時の間、晴れて風速4m未満の日に、自動車を時速20km程度で走行しながら、調査員と運転手
でカンムリワシを探します。
発見したら、発見時刻、位置(JPS)、確認状態(鳴き声・飛翔・目視)、成長段階、環境、行動等を調査票に記録と可能なかぎり写真撮影を行います。各ルート2回調査を実施して、出現個体数の多い方を採用します。
この日の調査では、8羽の成鳥が確認できました。その後2回、別のルートでも行いましたが、辺りに水田が広がっているところで発見しやすい傾向がありました。水田がエサ場として機能している可能性を感じました。
石垣島では年々人口が増加しているのに加え、新空港開港に伴う観光客の来島が加速し、カンムリワシをはじめとして野生生物の生息環境は厳しさを増すばかりです。彼等の生息場所を脅かしている人間が、ともに島の住人であることを自覚し、共存していく方策をとることの第一歩となる役割がこの調査に求められます(ケン)。