てぃーだブログ › めがろぱ日々是好日 › 野山の動植物 › 路傍に寄生植物

2015年05月03日

路傍に寄生植物

ススキの茂る道端に、面長の萼(がく)がうつむきかげんの淡い紅紫色の見慣れない花に出会いました。ナンバンギセルです。
路傍に寄生植物路傍に寄生植物
その姿をかつて南蛮人と言われていたポルトガル人やスペイン人の船員がくわえていた喫煙パイプに見立てて「ナンバンギセル」の名前が付いたそうです。
ナンバンギセルは他の植物の根に寄生して、そこから養分を取りながら生育する寄生植物です。葉緑素を持たず光合成をしないで、ススキなどの根に寄生して栄養を得ています。宿主(ススキなど)の生長を阻害するので、生物的除草効果が期待できるとか。どの程度その効果があるのか、今後見極めてみたいと思います。観賞としても十分通用する花姿ですから、生い茂ったススキが減ってナンバンギセルの可憐な花が一面に咲いた情景を思い浮かべ・・・?!、ススキが減ることはナンバンギセルも生きていけないのだから、それは無理なことですね。(ケン)


同じカテゴリー(野山の動植物)の記事
巨大蔓ブランコ
巨大蔓ブランコ(2016-10-05 00:07)

自然界の金メダル!
自然界の金メダル!(2016-08-23 23:06)

三役揃い踏み!
三役揃い踏み!(2016-07-15 22:09)

サガリバナ
サガリバナ(2016-06-19 17:08)

一属一種のヤシ
一属一種のヤシ(2016-06-16 17:50)


Posted by megalopa at 00:41│Comments(0)野山の動植物
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。