塩分に強いマングローブは?
淡水と海水が交じり合う
汽水域で育つ樹木がマングローブですが、日本では7種類が知られています。その中で塩分に強いのは、海にもっとも近い場所で育つマングローブということになります。その一つが
ヒルギダマシです。
葉の裏から塩分をだして体内の余分な塩分を除去するすぐれた機能のおかげで、海にもっとも近い汽水域で群落を形成することができているのです。試しに葉を舐めてみると確かに塩辛いです。この時期は実をつける時期で黄色の小さな花と径が1cmほどの実が観察できました。
ヒルギダマシは泥の中に放射状に広く水平に根を張り、高さ10cm前後の柔らかい
筍根と呼ばれる
呼吸根が泥表面より何本も垂直に突き出し独特の樹観をしています。
石垣島では
名蔵アンパルや川平湾西側沿岸域で観察することができます。
他のマングローブやそこに生息する生きものたちも同時にウォッチできるのでオススメです。(ケン)
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