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2011年04月30日

要注意外来鳥

八重山の島々には、本来生息していないインドクジャクが原野や農地、森林などによく見られます。観賞用に持ち込まれたものの、管理の不備から逃げ出し、温暖な気候と天敵の不在、何でも食べる雑食性などのおかげで、個体数は増える一方です。
要注意外来鳥
オスは全長2mを越えていながら、とても逃げ足が速く、危険を察知するや飛ぶよりも、すばやく急峻な崖をよじ登ってあっと言う間に視界から消え去ってしまいます。
農作物への被害、トカゲや昆虫、鳥、カエルなど小動物の捕食による生態系への影響が危惧されていて、各島々で罠や狩猟による駆除作業が行われているが、繁殖に歯止めはかかってないようです。
繁殖のこの時期、オスのメスへの求愛の大きな鳴き声は、猫の鳴き声をおもわせるほど似ていて、鳥の清らかな鳴き声にはほど遠いものです。インドでは国鳥とされているのに、こちらでは要注意外来鳥として駆除の危機に怯えながら生かざる負えない運命に哀れを感じます(ケン)。


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Posted by megalopa at 00:29│Comments(1)野鳥
この記事へのコメント
同感です。オオヒキガエルにしても、持ち込んだ人間が一番悪いですね・・。
Posted by マチコ at 2011年05月03日 20:48
 
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