てぃーだブログ › めがろぱ日々是好日

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2014年07月25日

サワードリンク酢作り

6月まで空いた時間を利用してパイナップル農家O氏のバイトをしていました。ありがたいことに、そのO氏から規格外(小ぶり)のパイナップルがあるからと大量に譲ってもらいました。


石垣島は、日本で旬のパイナップルが安価で味わえる贅沢な地だなあとつくづく感じます。パイナップルが特に美味しく感じられるのは、海で泳いだ直後いただくことです。泳いだ後の塩水でカラカラ状態の口の中に広がるジューシーな味わいは、一段とその甘さと酸味がマッッチして、こんな美味しいパイナップルは初めてとお連れしたお客様は大喜びで頬張っています。さらに、口を大きく開けその上で、皮についた果肉を両手で搾り出すと、果汁が口いっぱいに広がって120%濃厚な味わいが楽しめます。ぜひご賞味いただきたいです。

大量のパイナップル、他にも美味しい利用法はないかと思案し、サワードリンク酢を作ってみました。パイナップルを適当に切ってビンに入れ、果肉のついた皮の搾り汁も入れて、穀物酢を注いだ簡単なものです。


冷蔵庫で保管、炭酸や牛乳などで薄めて飲みます。暑いこの時期を乗り切るにはぴったりの飲み物となるでしょう。楽しみが増えました(ケン)。

  



2014年07月17日

マンゴー収穫できた!

前回に紹介したマンゴー盗難対策の効果があったのか、今のところ盗難もなく収穫することができています。
熟してポトリと落ちたのを収穫するのが一番美味いので、袋をかけそこに落として収穫するのが一般的ですが、わが家では実の下に網をかけたり、根元の周りに網やネットを広げてクッション代わりにし、そこに落とすようにしています。


下に落ちた場合、すぐに取らないと他の生き物に食べられる可能性があるので、毎日チェックしないといけません。この日は1個、どうやら何かの生き物につつかれていたようで、食べかけのまま落ちていました。その部分を除いていただきました。
これから先、盗難や台風にあうことのなく、全て無事収穫できることを願いながら、朝の収穫チェックに勤しむ毎日です(ケン)。


  


Posted by megalopa at 00:00Comments(0)畑の作物採取・収獲

2014年07月10日

台風一過、マンゴー無事

数十年に一度の強度の台風や大雨という特別警報が発令された台風8号でしたが、幸い石垣島は台風の西の端でたいした被害もなく過ぎ去っていきました。それでも一昼夜、風と雨にさらされ、今から収穫を楽しみにしていたマンゴーの実は全部落ちたのではと半分あきらめて今朝見に行きました。
すると、「なんと言うことでしょう♪♪」落ちることもなく無事実がついたままでした。

左が台風前、右が台風後の状態です。右は、ビニールハウスのビニールが台風の風で破れてしまい陽が射しているのがわかります。下草を時々刈るだけで一切肥料は与えず、木本来の力だけで実をつけるので、大小数十個程度しかなりませんが味は絶品です。
台風を逃れてこれから熟すのが加速することでしょう。

ところが順調に実がなっても厄介な問題があります。それは盗難です。昨年は、初めて盗難にあいました。台風で実がダメになるのはあきらめも付きますが、盗難は到底許されませんし、合点がゆきません。味をしめて今回もあの盗人はやって来るのでしょうか。

今回は人間としての情に訴える作戦で、張り紙をあちこちに下げてあります。


人間としての良識に期待したいです(ケン)。
  



2014年06月28日

真夏の水辺、花の競演!

梅雨も明け、いよいよ夏到来です。日中の陽射しは脳天がくらくらするほど強烈、炎天下での外出は避けるのが懸命です。そこでオススメなのが、早朝の水辺(ビオトープ)の空間です。
午前中のビオトープの池では、水辺の花が一斉に開花、その美を競い合っているかのようです。
まずはサガリバナです。今年が開花が遅かったのですが、ここへきて一気に蕾がつき、次々と夜間開花、早朝に落ちては水辺にその可憐な姿を漂わせています。花びらは、薄いピンクからショッキングピンクと木によって異なり、色合いを楽しめます。




次の花は熱帯スイレンです。夜間開花、午前9時ごろまで楽しめ、その後閉じてしまいます。花直径20cm以上で濃いローズ色は、熱帯の花を象徴していて圧倒されてしまいます。


最後は、ハスです。毎年4月頃からぽつぽつと開花、気温の上昇と共にその数が増えて、この時期あたり一面見事な花が楽しめます。花びらが淡い色から濃い色へと変わっていくグラデーションがステキです。癒されますね。


この競演は、台風の襲来がないと夏いっぱいご覧いただけます。ぜひともお越しください(ケン)

  


2014年06月19日

私も、ついに・・・

2,3日前から、もう真夏のお天気の石垣島です。
太陽がさんさんと照りつけています。
ただいま、夕方の6時半を回っていますが、まだまだ日差しが強いです。
もはや、夕方ではない・・・。

外に出ると色鮮やかな花々が咲き、緑も濃く、鳥たち・セミたちも鳴き、蝶やトンボも
飛び回り・・・、ととても賑やか。
そして、もちろん彼等もたくさん飛び回っている。

そう彼等とは、『蜂』さんです。
私達のように緑豊かな場所で暮らしていると蜂はよく飛んでいて、畑や庭の木々など身近に
巣がある確率が大で、特にこの時期は要注意。
毎年、草刈中などに巣に気がつかずに刺される人が多いのです。
夫も去年、手を数ヶ所刺されています。

だから私は日々、相当気を付けて外での作業をしたり、蜂の巣がないか見て回っているの
ですが、先日、道路脇の草刈中に、移住七年目にしてついに刺されてしまいました。
道路脇のアスファルトの隙間から伸びた草を刈っていたので、油断していました。
そう、草を刈る私の上に伸びた木の枝に、握りこぶしくらいの巣があったんです。
その真下の草をかがんで刈っている時も、蜂は警戒音を出していたと思うのですが、
私は全く気づかず・・・。
で、立ち上がってその枝の周辺を剪定し始めたら、
『痛たたたーーーーっっっ!!!!!』突然、顔と手に鋭い痛みにが。
何が起きたか一瞬分かりませんでしたが、見たら右肘に蜂が・・・。
この時初めて、事態がわかりました。目にも留まらぬ早業でした。
『そうだよ、そうだよ、蜂だよ。何で蜂のこと忘れていたんだよー、、、私っ!!』
そしてみるみる鼻と肘に痛みと張りが。鼻は歯茎まで痛くなった。

とりあえずスズメバチではないので、ひと安心。
そして、夫に教えてもらった蜂刺されに効くという植物を探し、幹部に塗りました。
この植物、そこら辺にいくらでもあるので、どんどん新しいのを塗っていたら、すぐに歯茎の痛みも
腫れも治まり、病院にも行かずにすみました。私には、効くみたいです。
そして夫に『私もついにやられたよ、蜂に』と、ちょと誇らしく報告。
その後、仕事から戻った夫が、蜂には申し訳ないのですが巣を落としてくれました。
刺されてから二週間ですが、まだ刺された跡は残っています。

自然界には、多様な生態の多くの生きものがいます。
そこに踏み入るとき、時に危険も潜んでいることを忘れないで下さい。特に知らない土地では、
要注意です。
観光で訪れる方がこれから増えますが、こうしたことも頭に入れつつ石垣島の自然を楽しんで
ほしいです。
私も、気をつけます。(ノリ)







  


Posted by megalopa at 18:40Comments(0)災難、災害

2014年06月13日

ヘビー級の蛇現る!

梅雨時のムシムシ感を体感しているこの時期、注意喚起の生き物がヘビ類ですね。本日午前中、お客様に果樹園を案内しようと、入り口のグワバの木を見上げると、そこには枝から枝へそろりそりと移動する無毒の蛇サキシマスジオの大蛇がいるではありませんか!逃がしてはなるかと尾をつかんで引き戻すと、枝に巻きついてその場で佇んでしまいました。体長は2m近く、太さは手首ほど、なかなかの重量感です。



この体勢が気に入ったのか動く気配も見せず、口から舌を頻繁に出し入れしてあたりを窺っている様子です。アップでその横顔を撮る事に成功。なかなかの迫力です。


最近はヘビやトカゲなどの爬虫類を目にすることがめっきり減ったなあと感じています。山林の開発や要注意外来生物で増繁殖中のインドクジャクによる捕食などが考えられます。石垣島の自然の生態系を担ってきた生き物たちが次々と姿を消し、本来の生態系のバランスを崩すことになるのではと危惧されます。一般的には嫌われ者の爬虫類ですが、その存在は意義深いです。(ケン)  


Posted by megalopa at 00:32Comments(0)爬虫類

2014年06月05日

窓ガラスきれいにしたら・・・!

明け方寝床で、ドカッと何かが窓ガラスに当たった音を聞きました。確認してみると、なんと国指定天然記念物のキンバトが体を震わせ、佇んでいました。どうやら体を激しく窓ガラスに当てたようで、脳震盪を起こしている様子でした。日本では、宮古・八重山だけに生息する、緑色の金属光沢の美しい羽とチャーミングな赤い嘴が魅力的な留鳥です。


森に向かう林道で姿を見かけたり、「ウーウー」と繰り返す鳴き声を聞いたりしますが、警戒心が強くサッと飛び去ってしまうので、デジカメに撮ることは至難でした。脳震盪のキンバト君には申し訳ないですが、シャッターチャンスとばかりに間近で写真に収めることができました。




妻にキンバトが窓ガラスにぶつかった話をすると、なんと前日窓ガラスを拭いてきれいにしたとのこと。以前にも、同じケースがあったので、網戸にしたり、窓越しに障害物をぶら下げ対処したりしていましたが、今回対策が疎かになっていました。キンバト君には受難でした。妻も「私が窓をきれいにしたおかげで・・・」と恐縮。
しばらくすると、震えもとまり、荒かった呼吸も静かになり、体が動くようになって無事に飛び立ったと見守った妻から連絡がありました。ホッと安心、やれやれです(ケン)。    


Posted by megalopa at 00:55Comments(0)野鳥

2014年05月28日

じっくり料理はロケットストーブで

まだ梅雨明けはしていない石垣ですが、最近、雨降りはひと休み。
太陽も出て、蒸し暑いです。
そうとなるとあちこちで一斉に、一気に伸びた草を刈る草刈機の音が聞こえています。
もう、伸び方がすごいんですよね。。。
これからの季節は、草刈が欠かせません。。。
そろそろ長くて暑い、石垣の夏が始まります。
生き物たちも活性化してきて、夜は部屋の網戸に虫やらヤモリやらがたくさん遊びに
きます。朝は外に出ると、クサゼミの抜け殻が幾つも壁や、干していたサンダルに
くっついています。

我が家も雨が上がって草刈りをすませたお昼、久しぶりにロケットストーブを使って
外でランチをしました。
今回のメニューは、『テラピアのホイル焼き』です。
夫の仕事先の方がテラピアを育てていて、いただいてきたものです。
それにしても立派、まるまる太っています。

今回は夫が調理をしてくれて、畑のローズマリーやニンニク、野菜、とってきたきくらげ
などを詰めたり載せたりして、ホイルに包みじっくり加熱。
ロケットストーブを使うので、ガス代も気にせずにじっくり気長にでき上がりを待ちます。

で・・・・・
できたー!!!

なかなかワイルドなできあがり・・・。

ホイルを開くと、ローズマリーとにんにくの香りがほんのり漂います。
ローズマリーとニンニクの二つの香りと味を作ってくれていましたが、私はローズマリーが
美味しかったです。香りも魚とよく合っていました。
臭みもなく淡白で美味しい魚です。フライも美味しそう。

石垣島産の新米がそろそろ出回る頃。
今日は午後から街に出るので、お店を覗いてみようと思います。
あと、今年も梅シロップを作りたいので、梅も。梅は石垣島産のものはないので、九州産の
もので作っていますが、暑い夏には欠かせません。(ノリ)








  


Posted by megalopa at 12:17Comments(0)ナチュラルライフ

2014年05月19日

サバニツーリング体験

常連さんのH様、シュノーケリングがお気に入りですが、今回初めて沖縄伝統の木造船であるサバニ体験に挑戦しました。私が後方で舵を取り、お客様は前方に座って体験します。何度かカヤック体験もしていますので無難にできるかと思っていましたが、パドルではなくウェークと呼ばれる櫂を漕ぐのに四苦八苦、なかなかスムーズに進みません。シングルブレードの漕ぎ方の要領はすぐには習得できるものではないようです。そこで、ダブルブレードのパドルに交換して漕いでもらいます。すると、櫂さばきもスムーズにすいすいと、海からマングローブへと進んでいきました。


サバニは木造船ですので、マングローブ林の中にいると自然との一体感がかもし出され、とてもナチュラルな感じがします。H様は、この日早朝の誰もいないマングローブを一人占めして、サバニツーリングを満喫し、とてもリフレッシュできたと喜んでくださいました。


シンプルで木造りの舟、サバニを漕いで、一昔前の沖縄の海人(ウミンチュ)の気分を体感してみてはいかがですか(ケン)。  


Posted by megalopa at 00:10Comments(0)自然体験ツアーサバニ

2014年05月10日

本日は黒糖の日

本日は、、、5月8日のゴ(5)ーヤ(8)ーの日につづき、
5月10日で、
【こ(5)くとう(10)・・・『黒糖の日』】ですよー。
島ごとに味も違うので、食べ比べてみるのもおすすめ。
私はケーキや料理にも黒糖を使います。味に深みが出て、美味しくなります。
さんぴん茶と黒糖で、沖縄のティータイムを楽しんでみてはいかがですか。

黒糖の日の今日も、入梅した石垣島は湿度がすごいっ!!
スコールみたいな雨が、降ったり止んだりしています。
洗濯物は乾かないし、家の中もジットリ。
毎年、カビにも悩まされ、お気に入りの皮の鞄や靴、ベルトは定期的な点検が必要。
入梅早々、私の靴がまずやられてました・・・。
知り合いは以前、箪笥をまるごとやられて、処分したと言っていました。
エアコンがない我が家は特に、換気や除湿に気が抜けません。
除湿機よ、今日もありがとう。。。
電化製品も不調になりやすく、要注意。特に、パソコンで仕事をしている人は大変らしい。
女性同士だと、会うたびに『は~・・・』と、お互いため息が出てしまいます。
梅雨明け後も、湿度と気温は高い状態が続くため、乾燥しやすい冬場以外は油断禁物。
も~、本当に勘弁して、、、カビ!!!
南の島暮らしには、こんな苦労もあるんです。

雨が続くとさすがに気分も沈み、持て余してしまうことが多いのですが、
今年の私にはこれがあるっ!!
沖縄本島の南風原の職人さんに頼んでいた機が先月届き、自宅で機織りができるように
なりました。私は、大・中・小あるなかの『中機』をお願いしたので、ちょっと大きめです。
分解されて送られてきたものを夫と組み立て、早速経糸をセット。


コースターを織っています。
黄色は福木、絣の茶色はクール、他に茜、椎を使って糸を染めています。
この絣を合わせるのが難しくて、なかなか進みません。けれど、楽しく織っています。


ベランダから見える山が、雲で隠れたら雨の合図です。
この子は、梅雨を満喫しているみたい。(ノリ)











  


2014年05月05日

清水で育つ野菜

毎年寒くなると沢に植え、清水の力で増殖、美味しくいただける野菜があります。それはクレソンです。多年草ですが、気温が高い石垣島では11月~4月にいただける期間限定の野菜で、5月になると気温上昇に伴って枯れてゆきます。その為、11月頃お店に出回るのを買い、茎挿しで沢に植え、収穫時に合わせて茎挿し苗を次々と植えて株を増やしてゆきます。

摘みたては、葉、茎がシャキシャキとした食感で、生のままサラダで美味しくいただいています。嬉しいことに、今年は水温が低いのかまだまだいただけます。
クレソンが育つということは、水温が低く、天然の養分が供給されたきれいな水流であることの証しです。この沢水が汚れたり、涸れることのないよう願わずにはいられません(ケン)。  


Posted by megalopa at 23:53Comments(0)採取・収獲

2014年04月30日

いっぱい咲いてます

先週、本島の実家の『清明』があり、夫と帰省してきました。

『清明』は親戚一同がお墓に集まり、ご先祖様にお供えものをして手を合わせた後、皆で
それをいただきながら、賑やかに過ごします。
沖縄のお墓は敷地もとても大きく、屋根つきのお墓もあります。
我が家も、小さな子ども達も含めたくさんの親戚がお墓に大集合し、両親も喜んでいた
ことと思います。あちこちのお墓で、わいわい賑やかな声が聞こえていました。

今年は私、お供えもの作りのお手伝いデビューもしてきました。
材料の煮物や天ぷら用の野菜や三枚肉、カマボコ、田芋、お花、お餅などを買いに
地元のファーマーズマーケットに義姉たちと行ったのですが、同じく清明用の買い物に
来た人、人、人で大混雑でした。石垣ではありえない混雑。
週末は、清明に行く人で清明渋滞も発生するそうですよ。

4日間の滞在では義姉たちとランチに行ったり、友達と再会したり、街の外れを散策したり、
買い物をしたり、ディープな食堂に行ったり・・・と、夫とともに石垣とは違う時間の過ごし方
をしてきました。
石垣の暮らしは気に入っていますが、それでも時々、お洒落をして、知らない街や地域を
歩いて、様々な芸術や工芸の世界に触れて、買い物をして・・・と石垣島を飛び出したくなる
ことがあります。
でも石垣を離れると、石垣が恋しくなる。たまには島を出て自分をリセットする時間がある
ことで、私は島暮らしを楽しめている気がします。贅沢な悩みですが。

そして意気揚々と本島から戻ってきたら、雨続き・・・。
まさかもう梅雨入りか・・・、と心配しましたが、お天気は回復して安定してきた石垣島です。
晴れれば初夏の陽気で、島のエネルギーが日々増しています。
『月桃』の花も、あちこちで咲いています。
ほら、今日もまた咲いた。こっちにも。

こんなにいっぱい。


晴れて気持ちがいいと、人間も気分がよく、エネルギーがみなぎってきます。
今日は朝からパンを焼きました。パンもよく膨らみました。


織りも少しずつ進めていますが、やはり絣合わせで苦労しています。(ノリ)






  


Posted by megalopa at 16:35Comments(0)ナチュラルライフ

2014年04月23日

今が旬、ピタンガ収穫

毎年この時期は、南米熱帯地方原産の熱帯果樹ピタンガが収穫を迎えます。肥料も与えず、下草を刈るだけのほったらかし状態ですが、年々実着きが良くなって今年は4本ある木全てたわわに実が生っています。目指している自然農法の優等生です。
ピタンガの果実は大きさが2cm~4cmほどでカボチャのような凹凸がるのが特徴です。果皮は光沢のある深紅色で、味はジューシーで柔らかく適度な酸味と甘味があり、中に種が1~3個入っています。子ども達には不人気で大人好みの味といえます。
4本の木、それぞれ微妙に味に違いがあって、生食、果実酒、ジャムなどにして利用します。熟する実の数が日々多くなり、収穫が間に合わず落ちてしまうのも出てきてしまいました。もったいないと思い、痛みの目立たない落ちた実を食べてみると、これが美味しいではありませんか!ほどよく発酵して、まろやかな味に変身しています。うれしい発見です。そのことがあって、落ちた実を拾い食べながら、着いた実を収穫するという楽しい作業になりました。
たくさん採れた本日は果実酒にしました。果樹酒の中で一番のお気に入りがピタンガ酒です。梅酒と同じように浸けた実も美味しくいただけるのがまたいいです。


これからしばらくはピタンガの収穫が続きます。魅惑の熱帯フルーツ、ピタンガを収穫、味わう体験へぜひオーリトーリ(いらっしゃい)!(ケン)。  


2014年04月13日

自然の恵みに感謝!  その2

今が旬のモズク。石垣のスーパーにも並んでいます。
我が家はありがたいことに集落の浜で採ることができる恵まれた環境にあり、このモズクを
親戚、知人も楽しみにしています。
早速、今年も干潮時刻に合わせてモズク採りへ。
適度な太さとかたさの理想的なもずくが所々にわさわさと生えていて、楽しいったらありゃ
しません。夢中になっていると、思いがけず沖の方に来てしまうので、要注意です。
収穫のあとは、サンゴ片やモズクについた海藻などを浜で取り除きます。そして塩であく抜き。


そこへ・・・、
近くに住む海人でもあり畑人でもある知り合いの方が、軽トラで颯爽と登場。
『おー、モズクか。モズクはよ~、・・・』とモズクの保存の仕方を詳しく教えてくださいました。
しかし・・・、
我々がさっきから気になっていたのは、その方が持っていた『投網』。
特に夫は一時期投網をやりたくて、夫の命により実家に帰省した私は投網を求め、
釣具屋さんを歩き回りました。しかし値段とあまりの重さに断念。
ネットでも捜しましたが、それっきりになっていました。
そんなところに、投網。

聞くとこの浜では『ミジュン』がとれるそうで、水面を見ながら歩くと、その波の立ち方で
魚がいる所がわかるんだそうです。
そして知り合いの方は、浜を歩き始めました。
『あ、投げたっ!!』  『いるいる、網に入ってるよ!!』  と目が離せない二人。
すると『何か入れ物持ってこーーーい』との声。(少し期待してました)
モズクを入れていたネットを持って、二人で走って行きましたよ。
おー、捕れてますね。すごい、すごい。

そして
『これ、持って帰って食べたらいいさ。これなら5分でさばけるから、今、浜でやったらいいさ』
と私達に魚をわけて下さいました。やったー、思いがけず夜のおかずをゲット。
知り合いの方は、その後何度か網を投げて、帰っていかれました。

『はー、やっぱりこうして魚もとれるんだよ。投網やらなきゃね。そうしたら自給率もかなり
上がるし、海で捕れた魚と、畑の野菜をいただけたら最高の暮らしだよね』
と二人で盛り上がりました。

しかし夫よ・・・、さっきから魚をさばくのに一体どれだけかかるのか。全部で5分ではなく、
一匹に5分以上かかっているではないか。
寒さに弱い夫曰く、だんだん濡れた体が冷えてきて、手が思うように動かないらしい。
そうこうしているうちに日はどんどん暮れ始め、気温も急降下。
寒さでますます夫の手は動かなくなり、ようやく魚とモズクを持って帰宅。
すぐシャワーで温まりました。
夕焼け空が、きれいでした。もちろん、海へのお礼も忘れずに。


後日・・・、また浜でこの方と会った夫は、使わなくなった投網を譲り受け、やり方を教えてもらう
話をまとめてきた、とのこと。
なかなかやりますな、夫よ。(ノリ)








  


Posted by megalopa at 15:45Comments(0)採取・収獲

2014年04月08日

自然の恵みに感謝!

今年もまた、このシーズンが来ました。モズク採りです。シーズン初めのモズクは、細めで歯ごたえもよく、とても美味しくいただけます。海には既に数名の先客が、採取に勤しんでいました。


この時期のお客様には、モズク採り体験をおすすめしています。ほとんどのお客様が、モズクは買って食べるもの、それも小分けにパックされたものでしか味わっていないので、天然物の採り放題、食べ放題の体験に大喜びです。

採った後は、浜辺に座り込んでモズクに紛れ込んでいる他の海藻など不純物を取り除きます。その後、塩を混ぜ、手で激しくかき回し灰汁取りを行います。灰汁が泡となって出てゆき、モズクが黒い澄んだ色に変わったら作業終了です。冷蔵庫で1年間も保存OKです。

本日のお客様は、自分で採った新鮮なモズクの味に「市販のものとぜんぜん違う、歯ごたえがあって絶品!」と感激の言葉を発していました。

畑の作物は、土作り・種まき・水やり・害虫や台風対策など、いろいろ手間ひまをかけやっと収穫にいたるのですが、モズクは何の世話もかけずとも、毎年決まったようにこの時期に海の幸をもたらしてくれます。自然の恵みに感謝せずにはいられません。我々に求められるのは、この豊饒の海(自然)が永続的に維持できるよう、海(自然)の環境保全に日々努めることです(ケン)。
  


2014年04月04日

浜下り



4月2日は旧暦の3月3日で、沖縄では『浜下り』の日。石垣では『サニズ』と言うそうです。
浜に下りて、海で災厄を清めて健康を願い、貝や海藻を採って楽しんだりもします。
厄払いの伝統行事とピクニックが一緒になったような・・・、感じでしょうか。
私も夕方になってしまいましたが、集落の海に『浜下り』してきました。


誰もいない浜を、少し歩きました。


そして足を浸して、今、自分が在ることに感謝し、これからも皆が健康でいられるように願い、
身を清めました。はー、気持ちがいい。

浜下り前後は、たくさんの人が集中して海に出かけるため、それぞれに海への配慮がないと
サンゴが踏まれたり、貝や海藻類をはじめとする海の幸が一気になくなってしまします。
そのため、新聞等では注意も呼びかけられています。
自然界ではひとたび失われたものが回復するに、長い時間が必要ですからね。
感謝と配慮、忘れずに。

今日、久しぶりに街に行ったらデイゴの花が咲いていました。
月桃もそろそろ一斉に咲きそうです。楽しみ。(ノリ)







  


Posted by megalopa at 20:14Comments(0)ナチュラルライフ

2014年03月29日

島野菜の魅力

島の人々が長年育んできたきた、伝統的な野菜は島野菜と呼ばれ、日常の食物として親しまれていますが、体にも良いことから薬草として地元だけなく、島を訪れる人々や通販で取り寄せるなど多くの人に利用されています。
島野菜を育てる特質として、島の気候、土質にあった作物なので、害虫に強く、手入れがかからず、ほぼ年中収穫できることかと思います。中でも11月~4月期のは瑞々しく、美味しくいただける季節です。我が菜園でも各種の島野菜が、生き生きと生育しています。

  ボタンボウフウ(長命草、サクナ)          リュウキュウヨモギ(ハママーチ)

  カキチシャ(チシャナバー)              パパイヤ(パパヤ、マンジュマイ)

  シマラッキョウ(ダッチョー)              ツルナ(チルナ、ハマヂシャ)

  ニシヨモギ(フーチバー)               ホソバワダン(ニガナ)

  スイゼンジナ(ハンダマ)                ヤエヤマカズラ(カンダバー)

素材の味や食感は、シンプルで決して美味しいとは言えませんが、調理の工夫で美味しくいただけ、食べ慣れると体の調子がよくなって元気で健康体になった感じがするのです。お客様にも、収穫・調理・食味する体験を通して、健康アップにつなげていってほしいものです(ケン)。

   

    
  


  


2014年03月21日

アーサ

『旬』のものをいただくことで、季節の移ろいをより実感しますよね。
石垣島の暮らしは旬がとても身近にあり、季節も正に五感で感じられます。

最近、晴れると気温がかなり上がってきた石垣島。
例年より採りに行くのが遅くなり、旬を逃してしまってはいないか心配でしたが、
今年もいつもの岩場に輝く緑・・・、ありました『アーサ』!!  
よかったー、セーフ・・・。

待っててくれて、ありがとう。

夫・採る人、私・洗って砂を落とす人、、、と仕事を分担して作業。
ここは海がとてもきれいで静かな、気持ちのいい浜です。
時々、腰を上げて背筋を伸ばしたときに目の前に広がる海は、何度見ても美しいのです。
は~~~、気分爽快。やっぱり海に来ると、元気出ます。


アーサはお吸い物はもちろん、ひらやーちー、卵焼き、天ぷらなど、いろいろ使えます。
我が家はある程度乾燥させてから冷凍保存して、長く楽しんでいます。
この日は晴れたけど気温は低めで風もあり、短時間でいい感じに乾きました。


その夜は早速、畑の野菜とともに天ぷらにしてみました。
あと、潮干狩りもしたので貝の炊き込みご飯も。

アーサの天ぷらは磯のかおりがして、止まらない美味しさです。

今は、次の旬『もずく』が集落の浜でも出てきており、楽しみがいっぱいなのです。
私達は、こんな島の暮らしがとても気に入っています。
島の恵みに感謝するときは同時に、自分達の暮らし方を見直すとき。
自然との距離がとても近くなり、こうしたことに思いや考えを馳せることが、より強くなっています。できることから、少しづつです。
(ノリ)














  


Posted by megalopa at 18:13Comments(2)採取・収獲

2014年03月17日

手仕事の世界へ

とても久しぶりのブログです。

この間、私はこんなことをしておりました。

石垣市の後継者育成事業で約五ヶ月間、伝統織物の『ミンサー織り』を学んでいました。
■が五つと四つでできている絣が入った、木綿の織物です。
石垣、八重山にとどまらず、沖縄全体でこの絣の模様があらゆる場所で見られますよね。

石垣市伝統工芸館で行われた講習では、草木染での染色から、織りまでの一連の作業を
学べ、一人で仕事ができる技術を習得することができます。
染色では、クールと福木の染料とりも経験でき、天日に干して乾燥させて保存してあります。
次の染色で早速、使います。

講習修了後、同期の三人で藍と茜の染色もしました。
どの作業も工程が幾つもあり、時間だけでなく体力もかなり必要。
織りも絣の模様を合わせながら織るので、立って機の前にまわり、絣の合わない糸を
調整して・・・の繰り返しで、すいすい織れるものではありませんでした。
経験して、初めて分かることって多いです。
その分、織物や色の配色など身近にある目に触れるものの見え方もかわり、
世界が広がりました。
外に出ると『これは染料になるかな。。。』とすぐ考えてしまいます。


始まったばかりのミンサー織り、今週から一人で本格的に作業を始めます!!
(ノリ)


















  


2014年03月12日

野底岳登山

本格的な登山というよりお手軽なトレッキングとしてオススメな山、野底岳(通称:野底マーペー)登山をご案内してきました。山道沿いの動植物をウォッチしながら約1時間で登頂です。

標高282m、山頂付近は切立った岩山となっており、東に太平洋、西に東シナ海、南の遠方には沖縄県最高峰オモト岳、北は平久保半島が一望できて、360度ダイナミックな景色を眺望できます。この山は、黒島から連れてこられたマーペーが、恋人を想いながら石になったという悲恋伝説をもった山であり、八重山民謡「つんだら節」に謡われ親しまれています。
急峻な山なので、お客様には回りの自然をウオッチ&解説しながら、ゆっくり登ることを心がけています。この日は、超ビッグなタカサゴシロアイの巣にビックリ!(大きさが分かるように携帯と一緒に撮影)。その他、ギランイヌビワの巨大板根、満開のシャリンバイ、ヤブツバキの花などウォッチでき、頂上の眺望も満喫できてとても喜んでくださいました。











こちらの山歩きは、亜熱帯のジャングルの中をかきわけるように登るので、すぐに汗ばんできて夏季は不向きです。秋から春にかけてのさわやかな好天気の日がオススメです(ケン)。